Zigemi & Sunshine's OZ Life 〜オーストラリア生活不便利帳〜 [home] [about] [gallery] [bbs] [diary] [mail] [link] [back]

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■妊娠・出産にかかる医療費用と保険

  • 保険なし → 全て実費
  • 海外旅行保険 → 通常妊娠出産関係は適用外なので実費
  • メディケア(豪版国保)→ 妊婦検診費などに適応される。産院に公立病院や公立助産院を利用する場合ほぼ全額カバー
  • メディバンクなどのプライベート健康保険 → ポリシーによるが公立・私立病院含めカバー
  • メディケアとプライベート健康保険併用 → ポリシーによるがプライベート保険がメディケアで適用されない検査項目やメディケアでは足りない実費分をカバー。公立・私立問わない
  • 日本の国民健康保険 → 自治体によって異なるが旅行時の異常緊急出産など条件付でカバーの可能性も有

オーストラリアでの出産費用と保険を簡単にまとめると上記の様になります。メディケア利用で公立病院出産の場合でも必要以上の検査を要望した場合や、入院時に個室を頼んだ場合には費用が発生するケースもありますので確認が必要です。プライベート健康保険利用の場合にはポリシーによりますが加入後1年経過してからの費用でないとカバーされない事が多いようです。全て実費の場合に合計幾らかかるかはどのような出産を希望するかによってかなり違いますが、バースセンター(助産院)利用ですと入院日数が短いのでその分料金も少なくてすむようです。

■妊娠検査の仕方

■まずは自宅で検査

日本と同じような妊娠検査薬が薬局で買えます。1つで8$、2つセットで15$位が相場でしょうか。日本と同じような尿で検査するタイプが主流です。もし妊娠の結果が出た場合はGP(一般開業医)に検査してもらいにいきましょう。

■医者で正式に検査

GPに行って妊娠判定の尿検査(又は血液検査)をしてもらいましょう。かかりつけのホームドクターGPがいない場合、日本語医療センター等でもOKです。GPでの診察費は保険無しで50$前後です。めでたく妊娠していた場合、大まかな出産方法と産院を決めGPに紹介状をだしてもらう必要があります。尿検検査より血液検査の方が確実ですが実費の場合50$ほどかかります。

■産院の種類と選び方

まず一番大事なのはどんな出産をしたいか、何をもっとも優先するか、という事ではないでしょうか?お医者さんのいる病院で安心して。なるべく自然に助産院(バースセンター)で。もっとナチュラルに自宅出産。痛いのは嫌だから無痛分娩。あるいは太古に戻って?水中出産。それとも信頼できる産科医に一貫して面倒を見て欲しい、逆に何でもいいから一番安く、など。オーストラリアは多国籍文化で色々な出産方法があるので図書館で本を借りて調べてみるのも参考になるかもしれません。理想の出産方法が決まれば、どこで出産するかもほぼ決まるのではないでしょうか。

次に大事なのはやっぱり予算。入っている保険と予算によって公立、私立どちらを利用するか、決める必要があります。

その次に具体的に何処の病院やバースセンターを利用するか。水中分娩など特別な設備が必要な分娩方法を希望する場合には施設も限られてくるかもしれません。田舎ですとバースセンターも近くに無いかもしれません。イエローページを見ると地域の病院や産婦人科医が載っていますので実際に視察に行ってみるのもいいかもしれません。経験者のママさんなどからも評判を聞き、大まかな費用の事も調べ、GPと相談する事をお勧めします。

病院(Hospital)の産科
いわゆる大きな総合病院。公立と私立があります。公立の場合はメディケアで出産入院費はほぼ全額カバーされますが、個室希望ですと追加料金が必要な公立病院もあります。メディケア利用の公立病院では担当の医師や助産婦を指定することができず、妊婦検診の際の医師とも違う事がほとんどです。またプライベート保険の場合でも公立病院を利用する事ができます。その場合には私立病院並の待遇が公立病院でうけられ、かつ私立病院を利用した場合よりも自腹費用を安くできることが多いようです。また、プライベート保険とメディケア利用で産婦人科医を指定し、公立病院を利用して出産するという手も実費が少なくなるようです。
 私立病院での出産の場合はメディケアはある決まった項目についてある程度の限度額までしか適用されませんので実費が多くなります。プライベート健康保険でどこまでカバーされるかは保険の内容によりますので確認が必要です。またプライベート保険利用の場合でも、一度立て替えてから保険会社に請求しなければならない事もあるので確認しましょう。私立病院の場合は公立病院と比べて一般に施設がよく、担当の医師が決められ、妊婦検診や超音波検査が病院ででき、待ち時間が少ない、などの数々の長所があります。が、難点は費用が高い、というところです。費用も病院によりバラツキがありますが、出産時の施設利用費、医師費、麻酔医費、入院費、など一説には全部実費だと日本と同じくらいかかる、という話も聞きます。
助産院(Birth Center)
公立病院などに併設されていたり、助産婦グループが開いている事があり、公立の場合にはメディケアでほぼ全額カバーされます。なるべく薬に頼らず、自然な出産を目指す施設なので、無痛分娩や帝王切開はできません。病院に併設の場合、緊急事態が起きて手術が必要になったとしてもすぐに移動できるので安心です。病院と比べ空いている事が多いようですが、入院期間も短いようで24時間以内に退院という助産院も。設備としてはベットの他、キッチン、ソファーベッド、スパ、ステレオなど家庭的でリラックスできる雰囲気の施設が多いようです。
産婦人科医(Obstetrics/Gynecology)
信頼できる一人の医師に妊婦検診から出産まで一貫して診て貰いたければ、産婦人科専門医を利用する事も可能です。その場合には産婦人科医のクリニック(診療所)で検診をうけ、出産の際には公立や私立のその産婦人科医指定の病院を利用します。妊婦検診や検査はメディケアが適用されるものもありますが、通常のGPよりも診察費が一般に高いため自費負担があるようです。また産院に公立病院を利用しても医師指定になるのでメディケアだけでは費用がカバーされず自費負担が発生します。プライベート保険はポリシーによりますが実費がかかることも多いようです。
 また、妊婦検診だけを産婦人科医に依頼し、出産は公立の病院で他のドクターの元で行うことも可能です。
いずれにしても、事前に産婦人科医と費用のことも含め相談しておくと安心かもしれません。例えば「妊娠20週から臨月まで検診をしてもらう約束で費用は約1000$、そのうち500$位がメディケアでカバーされる」など等。費用は各産婦人科医によってピンキリです。一回の訪問で40$(うち30$ほどメディケアでカバー)の医師もあれば、100$の医師もあります。まれにメディケアで全額カバーされるスケジュールフィーしかとらない産婦人科医もいます。人気の産婦人科医は込んでいる事が多いので早めに予約、あるいは誰かに紹介してもらうといいようです。Yellow PagesのObstetrics/Gynecologyの項目を見て色々と問い合わせしてみるのもいいかもしれません。
自宅出産
助産婦に自宅で取り上げてもらう事ができますが、正常妊娠のみです。メディケアは適用外。自宅でリラックスし、自分の好きな方法で分娩できます。水中分娩用のプールなど、助産婦さんによっては用意できる事もあるようです。

■妊婦検診

公立病院利用の健康な妊婦さんの場合には妊娠中の検診にGPや助産婦や自分で指定の産婦人科医の元へ通いつつ、2〜3度産院の公立病院にて産婦人科医に検診をうけ、出産は公立病院でする、Shared Care(シェアードケア)が一般的なようです。どこに通うかは自分で決められます。産院に私立病院を利用の場合には、私立病院で検診をしたり、あるいはその私立病院で担当の医師のクリニックへ通うように指示されたりするようです。逆に出産まで担当してもらう産婦人科医を先にきめ、あとからその医師が利用している病院のなかから産院を決めることもできます。
 しかし妊婦検診のやり方は州によって、私立か公立かによってかなり違いますし、また病院によっても、妊婦さんの症状によっても色々違うようです。日本と違い超音波検査も問題が無い限り毎回はせず、メディケアでカバーされる超音波検査は健康な妊婦さんの場合基本的に3回まで。
 推奨される妊婦検診の頻度は日本とほぼ同様、28週までは月に1回、36週までは2週間に1回、それ以降は週に1回です。

■妊娠中の検診・検査の参考例(GPと公立病院利用@クイーンズランド州)

1.妊娠初期(〜15週)の検査の一例

  • 初期    血液型、梅毒、B型C型肝炎、HIV、風疹抗体、MCS(化学物質過敏症)の血液検査(実費の場合80$位)が1回
  • 12週〜15週 産院の公立病院で検診(実費の場合 40$前後)
  • 12週〜15週 糖尿病(diabetes)の検査(実費の場合10〜20$前後)
  • 12週前後 または18週前後  ダウン症(Down syndrome)の検査(血液検査や羊水検査)

■GPの妊婦検診

GPの妊婦検診の診察内容は問診、血圧、触診、尿検査、胎児心音確認くらいです。内診、体重測定はあまりないようですが頼めばしてくれます。GPは血液検査などの専門検査が必要な週に近づくと紹介状を書いてくれます。

■専門の検査

オーストラリアでは、大きな公立病院や私立病院を除いて、血液検査(blood test)や超音波検査(ultra sound)はそれぞれの専門の施設でするのが一般的です。GPがくれた紹介状にその施設の名前や電話番号が載っているので予約の有無を確認して検査をしにいきましょう。検査の際、別途料金がかかりますがメディケアを持っていればカバーされます。メディケアがなく実費の場合、施設によって値段が違います。GPがくれた紹介状以外の同種の施設も選んでいく事ができます。検査後、結果を知る為に再びGPに会いに行きますが、超音波検査の場合、後日検査結果を自分で施設に取りに行かなくてはならない施設もありますので確認してください。

■産院での妊婦検診

妊娠初期に一度、出産予定の公立病院へ検診に行きます。これはGPに公立病院を利用する旨を伝えておけば、州政府から予約日時を通達する手紙が来ます。検診内容はほぼGPと同じですが、もしこの時までに具体的な出産方法が決まっていればドクターと相談した方がいいかもしれません。帝王切開や計画分娩希望の場合にはいずれにしても予約が必要です。ただし公立病院の場合、出産時のドクターはほぼ間違いなく違う人ですが。次の公立病院での検診の予約確認もこの時にしましょう。

■ダウンシンドロームの検査

主に血液検査、血液検査と超音波検査を併用する検査、羊水検査と大きく種類がわかれます。血液検査でも時期によって種類がかわります。この検査は検査をできる期間が限られているので、もしダウンシンドロームの検査を受けようと考えている場合には早めにGPや病院の医師に相談してください。血液検査ではダウンシンドロームの可能性が提示されるだけで、確実なことはわかりません。羊水検査では確実にわかりますが、流産のリスクも高いので、まずは血液検査をし、可能性が高いとでた場合のみ羊水検査を受けることが薦められるようです。特に、35歳以上の高齢出産の場合にダウンシンドロームの子供がうまれる可能性が高くなりますが、それ以外でも希望すれば検査を受けることができメディケアでカバーされます。ただ、もし検査を受ける場合にはその結果が判明したときにどう対処するのか、あらかじめパートナーと話し合っておいたほうがいいかもしれません。

2.妊娠中期(16週〜27週)の検査の一例

  • 19週前後で超音波検査(実費の場合70〜130$前後)
  • 20週 産院の公立病院で検診(実費の場合 40$前後)
  • 24週前後 糖尿病の検査(実費の場合 20$前後)

GPからの指示でなく、自分から超音波検査など要望する事も可能です(たとえば性別確認の為など)。その場合にもGPに紹介状を書いてもらいましょう。ただし、健康な妊婦さんへのメディケア適用となる超音波検査の回数は決められており、実費の可能性もありますので確認してください。

■糖尿病の検査(Glucose Challenge Test)

検診の際に31歳以上だから、あるいは日本人だからという理由で糖尿病の検査を指示されるかもしれません。糖尿病の検査は炭酸水を飲み1時間後に血液を採取して調べる検査です。その検査結果はGPのところで確認となり、大きな問題がなければ以降は再びGPでの検診が始まります。

3.妊娠後期(28週〜)の検査の一例

  • 36週前後 産院の公立病院で検診
  • 36週前後 B群連鎖球菌(Group B Streptococcus)等の検査
  • (超音波検査)

■産院での妊婦検診

36週前後で再び公立病院で検診です。検診内容は前回とほぼ同じ。できれば、この検診の時までには出産方法を具体的に決め、不明な点はドクターに確認しておくと安心です。帝王切開・計画分娩の予定でまだ未予約の方はこの時までにはしたほうがいいかもしれません。

■B群連鎖球菌の検査

5人に1人の確率で妊婦が保持しているB群連鎖球菌(Group B Streptococcus)の検査は出産予定日間近に行われます。この菌が産道に存在すると赤ちゃんに重症の感染症を起こす危険性があるそうです。

■ペアレンツクラス

日本では未だ母親学級が主流かもしれませんが、オーストラリアではペアレンツクラス(夫婦学級)が主流です。日中にクラスが行われた場合でさえ、多くの父親が仕事を抜け出して夫婦で参加しており驚かされます。たいてい何処の産院でも無料か少しの参加料で行っており、産院によって内容や予約の有無、スケジュールなど様々です。混雑していて受けれない場合もありますので早めに産院に問い合わせてみましょう。

■産院へ持っていく物参考例

産院で案内をくれると思いますが参考までにあると便利な物をあげています。8ヶ月頃を目標に荷物をまとめておきましょう。

  • 持っていったほうがいい物
    • パジャマや室内着…2〜3日分
    • 汚れてもいいパンツ…2〜3日分
    • マタニティブラ…2〜3日分
    • 赤ちゃん用ミトン(ひっかき防止用)
    • ナイトガウン(寒い時期に)
    • 洗面用具
    • 筆記用具
    • ひまつぶし用品やリラクゼーション用品
    • 退院用衣服(ママとベビー用)

  • 病院で用意してくれなければ持っていったほうがいい物
    • スリッパ
    • ナプキン…20〜30枚
    • 母乳パット…10〜20組
    • バスタオル…2〜3枚
    • 哺乳瓶 *ミルク予定の方

  • 病院で用意してくれても持っていったほうがいい物
    • ベビー服と下着    *病院によっては服がTシャツのみなので
    • ベビー用ラップ布   *病院によってはゴワゴワで薄いので
    • 赤ちゃんのおしり拭き *病院によってはコットンを使用なので
    • 洗浄綿 *オーストラリアでは使わないので必要な方は

  • 病院で用意してくれると思われる物
    • 紙おむつ
    • 粉ミルク

■産院へいくタイミング

GPや産婦人科医、助産婦にどんな兆候があらわれたら産院にいけばいいか確認しておきましょう。日本と同じように陣痛が来た、破水した、多量の出血やひどい腹痛など異常が起こった場合は勿論ですが、日本では「もう少し様子をみましょう」とされている、月経並のおしるしが来た場合でも入院して様子を見る事を勧められる場合があります。判断に迷ったら、電話して確認したほうが安心です。また病院電話番号などの緊急連絡先、病院のどこにいったらいいか、夜間の場合の確認も忘れずに。

■出産

■立会人

立会人は分娩でも帝王切開でも可のところが多く、夫や両親、家族に友人まで誰でも選ぶ事ができます。病院によっては人数制限があることもあります。

■バースプラン

バースプランは早めに助産婦さんに伝えましょう。オーストラリアでは笑気ガス(laughing gas)や痛み止めの注射、エピジュールを利用し無痛分娩を選ぶ妊婦さんも大勢います。痛みが耐えられなくなって急にエピジュールを頼んでも、子宮口が開きすぎていると使えなかったり、麻酔医が込み合っていて間に合わない場合もあります。

■分娩室

陣痛から分娩まで同じ個室の分娩室を使う事が多いようです。担当の助産婦さんが終始つきそってくれます。公立病院の場合はクッションやボールなど何もない事もあるので、必要なら自分が快適に過ごせるグッズを持ち込みましょう。

■自然分娩(Spontaneous)

助産婦さんが上手にリードしてくれますが、オーストラリアでは日本のような呼吸法を用いない事が多いようですので、利用したい場合は自習しておきましょう。無事うまれると、へその緒のついたままの赤ちゃんを抱っこさせてくれ、母乳をあげます。会陰切開したり破れた場合にはドクターが縫合してくれるまで待ち、その後シャワーをあびて病室へ移動です。

■陣痛誘発(Induced)

陣痛がなかなか進まない場合や予定日を大幅に過ぎても陣痛が起こらない場合、また計画分娩の場合には陣痛誘発剤・促進剤(点滴)を使ったり人口破水させることがあります。陣痛監視装置でしっかりモニターされているはずで、基本的には日本と同じです。子宮口を広げるゼリーを塗る処置でも入院させられたので日本より安心かもしれません。

■帝王切開

多胎のベビーや逆子のベビー、妊娠中毒症の妊婦さんなど諸々の理由で帝王切開手術を受ける場合には下半身を麻酔され意識のある中での手術・出産となる事が多いようです。特に帝王切開をする理由の無い健康なベビーの場合でも母が希望すれば帝王切開で出産する事ができますが、事前にドクターと相談しておきましょう。

■入院中〜退院

■入院期間

母体が健康で問題がない場合、数日〜1週間ほど入院できる産院が多く、希望があれば1、2日で早期退院もできます。早めに退院した場合には退院後1週間ほど看護婦さんが自宅を訪問してくれるシステムがあります。一般にオーストラリアは入院期間が短い、といわれていますが、公立病院であれば「自宅に帰って子育てをする自信ができる」まで1週間位は入院させてくれます。また、自宅に帰ってから何か問題が発生した場合再入院もさせてくれます。私立病院はお金と部屋が空いていればいくらでも。

■赤ちゃんのお世話

母子ともに健康であれば個室でも相部屋でも母子同室が基本で、赤ちゃんのお世話はお母さんがします。オムツの替え方、授乳の仕方、抱っこの仕方、お風呂の入れ方、など自分から進んで聞かないと細かい事は教えてくれません。オーストラリアでは赤ちゃんを薄い布で包んで安心させます、効果抜群ですのでラッピングの仕方を教えてもらいましょう。

■入院中に貰うもの

入院中に出生届(豪)、family tax benefit AB,matanity payment用申請書、退院時にヘルスケアレコード(豪版母子手帳)やチャイルドヘルスサービスの案内をくれます。

■退院後にすべき事

■GPでの生後5〜10日検診

出生後72時間たたずに退院した場合には出生5〜10日の間にGPの診察を受ける事が勧められます。

■ナースの退院後1週間自宅訪問

早めに退院した場合、自宅に看護婦が最高7日まで訪ねてくれます。赤ちゃんはもとよりお母さんの健康の様子もチェックしてくれ、母乳のトラブルなど様々な心配事の相談にものってくれます。

チャイルドヘルスサービス

各州によってチャイルドヘルスサービスを実施する機関の名称が「チャイルドヘルスセンター」であったり「コミニティケア」であったり少しずつかわりますが、日本でいうところの自治体の保健センターのようなものです。退院後、各自電話で最寄の施設へ訪問日を予約し、以降月に1度ほどのペースで訪ねます。ここでは日本の定期検診のように、赤ちゃんの発達具合や健康状態のチェック、お母さんの健康状態のチェックとトラブル相談等をしてくれます。看護婦以外に社会福祉士やカウンセラーもチームの一員である事が多いので希望があれば専門の相談も受けられるかもしれません。

■ナースの自宅訪問制度

何らかの事情でチャイルドヘルスサービスの訪問が難しかったり、特に健康や家庭内での問題を抱えている場合に、クイーンズランド州では「The Family Care Program」という看護婦の自宅訪問制度が利用できる場合があります。赤ちゃんが1歳になるまで月齢によって週に1度から2ヶ月に1度、チャイルドヘルスセンターから担当の看護婦が訪ねてくれます。他州の情報は未確認ですが似たような制度があると思います、体験者の方ぜひ教えてください。

■予防接種

強制ではありませんが、政府推奨のスケジュール通りに予防接種をするとファミリーアシスタンスペイメントからボーナスがでます。また、将来チャイルドケアセンター(保育園)に子供を預ける場合には予防接種が必須条件の園もあります。生後2ヶ月から4歳までの予防接種スケジュールがくまれています。摂取場所はGPや病院、カウンシルでの集団接種など様々な方法があり各自都合のよいものを選べます。
クイーンズランド州では日本人は生後約1ヶ月で無料のBCGを受ける事ができ、政府から案内が届きます。他州ではあまり案内がこないようですが、希望があればうけれますのでGPなどに確認してみましょう。詳細は予防接種のコーナーを作る予定です。

■諸々の手続き

出生届(豪・日)、メディケア、ファミリータックスベネフィット&マタニティペイメントの手続きは制限期間があるものもあるので早めに済ましましょう。

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